お食い初めの準備で、まず気になるのが「どんな料理を用意すればよいの?」ということ。鯛や赤飯を思い浮かべても、そのほかの献立や、器まで必要なのか、迷うこともあるでしょう。
ここでは、祝い膳によく用意される料理と、ご自宅で準備するときの考え方をご紹介します。伝統のかたちを参考にしながら、ご家族に合った祝い膳を整えていきましょう。
祝い膳によく用意される料理
お食い初めの祝い膳は、ご飯に汁物と三つのおかずを合わせる「一汁三菜」が基本の目安です。代表的な組み合わせとして、赤飯・お吸い物・鯛・煮物・香の物があります。料理の内容や品数には、地域やご家庭による違いがあります。
鯛
「めでたい」に通じる、お祝いの席で親しまれている魚です。頭と尾の付いた姿焼きが、祝い膳の代表的な料理として用意されます。
赤飯
お祝いのご飯として用意されます。地域やご家庭の習慣によって、白いご飯などを用いることもあります。
お吸い物
蛤のお吸い物などを用意します。汁物の具材は、ご家庭の習わしや準備のしやすさに合わせて考えましょう。
煮物
れんこんやにんじんなどを使った煮物を添えます。食材の色合いや盛り付けを工夫すると、お祝いの食卓を華やかに整えられます。
香の物・酢の物
漬物や紅白なますなどを添える例があります。ほかにも、海老や昆布などの縁起物を加える場合がありますが、すべての品をそろえることにこだわりすぎなくても大丈夫です。
料理を決めたら、器と小物も確認しましょう
献立が決まったら、実際に使う器を一度並べてみるのがおすすめです。ご飯と汁物の椀、煮物や香の物の小鉢、鯛をのせる皿を確認すると、足りないものがわかりやすくなります。
祝い箸や取り分け用の箸、ご家族の取り皿も、料理とは別に準備しておきましょう。写真を撮る場所まで決めておくと、当日の移動や並べ直しを減らせます。
手作りと購入を組み合わせても大丈夫
準備するときは、献立を「自分で作るもの」「購入するもの」「家族にお願いするもの」に分けて考えてみましょう。
たとえば、煮物はご自宅で作り、鯛の姿焼きはお店にお願いする方法もあります。料理をまとめて用意し、器への盛り付けをご家族で楽しむ方法もよいでしょう。
赤ちゃんのお世話をしながら、すべてを一人で準備しようとしなくて大丈夫です。ご家族で相談し、当日に気持ちの余裕を残せる分担を考えてみてください。
当日あわてないために、確認しておきたいこと
料理がそろう日と、当日までの作業
購入する料理は、受け取る日だけでなく、保存方法や解凍・温めなどの準備も提供元の案内で確認します。「届いたらすぐに並べられるか」「前もって作業が必要か」を把握しておきましょう。
器の大きさと、並べる場所
鯛をのせる皿や、お膳を置くスペースを確認します。赤ちゃんを抱く人、料理を並べる人、写真を撮る人の位置も、先に相談しておくと安心です。
ご家族の食事
儀式用の祝い膳とは別に、参加するご家族の食事も考えておきましょう。人数を書き出し、どの料理を取り分けるか、追加の食事をどう用意するかを決めておくと、準備を整理できます。
赤ちゃんには「食べるまね」だけを
お食い初めは、赤ちゃんがこれから食べ物に困らず、健やかに育つことを願う行事です。料理を口元へ近づける所作で、食べるまねをします。祝い膳の料理を、赤ちゃんに実際に食べさせるものではありません。
料理・箸・歯固め石を、赤ちゃんの口に入れないでください。石や小さな飾りは手の届かない場所に置き、赤ちゃんが嫌がるときは無理に続けず、いったん休憩しましょう。
子どもの食品による窒息・誤嚥の注意点については、消費者庁の注意喚起もご参照ください。
ご家族らしい祝い膳で、成長の節目を
まずは基本の料理を知り、作るものやお願いするものを決める。それだけでも、準備の見通しが立てやすくなります。
大切にしたいのは、立派な料理をすべてそろえることだけではなく、赤ちゃんの成長を喜び、ご家族で穏やかな時間を過ごすこと。できることを分け合いながら、ご家族らしいお祝いを迎えてください。
日取りや準備全体の流れは、「お食い初めはいつ?日取りと準備の進め方」でご紹介しています。
参考情報
行事の概要:水天宮「人生儀礼」
料理の例:お食い初め本舗「お食い初めの料理とは?」

